全日本選手権 優勝

本学科を2017年度に卒業した岡本隼さん、2018年度に卒業した草場啓吾さん(愛三工業レーシングチーム所属)が全日本選手権で優勝しました。
おめでとうございます!

全日本選手権ロードレース エリート 優勝

1周12.3km×15周 184.5km

以下、草場さんからレース展開の詳細とコメントを頂きました。

愛三工業レーシングチームとしては、草場、伊藤選手、岡本選手の3名軸で、レース終盤の各チームのエース所が動いた時に確実に反応出来るのよう他のチームメイトがサポートすると言う作戦のもとスタートラインへ

スタートして激しくレースが動く事はなく、みんな牽制状態が続きます。

そんな中、3周目の登りでシマノレーシングの1名が集団から抜け出し、これを集団は容認する形に。

そこから自チームがコントロールし始め、當原選手、中川選手に牽引を任せます。
集団も長らく落ち着いた雰囲気で周回をこなし、僕らはかなり足を温存する事が出来ました。
コントロールする事により他チームとの競り合いもない為、気持ち的にも楽にレースを進められたのはかなりアドバンテージとなりました。

レースが動いたのは残り6周を切って逃げを吸収してから。距離にして120km過ぎた頃。
キナンサイクリングチームが3段坂の下からアシストを使いながらペースアップ。集団は棒状1列状態となりその後はアタック合戦が繰り広げられます。

集団は人数を減らしながら周回をこなして行き、結果的に作戦通り3名を15人程の勝ち逃げに乗せる事に成功。
ここまでの時点で本当にチームメイトに助けられ、いよいよ私たちの出番が回ってきます。

その後の展開では伊藤選手、岡本選手が積極的に逃げに反応し、僕は冷静に危ない逃げだけに反応する事が出来ました。
そして、同時に足も溜められる事が出来たので、最終的にスプリントになれば勝機はあると感じていました。

最後の周回の3段坂を耐え切るのと、その先の下り区間で逃げを許さない事を意識しながらホームストレートへ。
残り150mからもがき始めると決めていたのでそこからは全開でスプリント開始。

結果的に優勝する事が出来ました。

本当にチームメイトに助けられ、僕1人では成し得なかった結果ですので、これがロードレースなんだなと実感しました。感謝感激です。
また、コロナ禍で大変な時期にも関わらず全日本選手権を開催して下さった主催者の方々を始め、沢山のサポート、そしてファンの皆様の応援本当にありがとうございました!

選手を代表して、御礼を申し上げたいと思います。

この度は誠にありがとうございました!

Photo by Itaru Mitsui