学会長の挨拶

ご挨拶

桜門体育学会会長

  水落 文夫

本年度より大橋先生を引き継いで会長となりました水落です.会長の任期は 3 年ですので,ちょうど定年までの 3 年間を引き受けることになりました.よろしくお願い致します.もちろん,定年までの思い出づくりが目的ではありませんので,将来を見据えて学会機能を発展させていくために力を注ぎたいと思います.
さて,本学会は文理学部体育学科の学術研究発表会を起点として,学科創設とともに学術部門を担うために組織されたと伺っています.そのため,学科同窓会との関係も深く,学会会員構成および財政的支援などにも連携の一端がみられます.文理学部体育学科および日大体育・スポーツの学術的基盤と発展を支え,活動の成果を体育学科学生に還元するという,本学会の重要な使命が揺らぐことはありません.ただし最近では,半世紀を超える学会活動を足掛かりに多くの研究者,教育者,指導者が社会に進出し,様々な場で外の広い世界と連携しながら活躍する時代となっています.本学会は日大体育・スポーツに限らず,それと連携する若い人たちの活動を柔軟に受け入れ,その活動に価値を付加して発信する機能を高めることも期待されるようになりました.その方向性は平成 21 年の学会改組を機に着実に実を結んでいます.たとえば,機関誌「桜門体育学研究」が一新され,論文掲載までのシステム構築による論文価値と発信力の向上,それによる投稿論文の増加と充実,学会大会ではユニークな運営により,日大各学部での開催,参加者・発表者の増加と多様化(日大各学部・他大学の学生のポスター発表,他機関を巻き込むシンポジウムなど)が実現し,多くの会員が参加するプロジェクト研究も展開されています.この方向性は,廻りまわって体育学科学生に対して学術的側面に積極的に関わる機会を与えています.
学会改組から 10 年,学会の方向性,年度会費の徴収,組織の運営などについて,多くの会員にお叱りを受けながらもここまで来ています.組織が安定すると初期の志が緩んでくることもあります.今一度,会員皆様のご協力をいただき,学会の土台を固めるとともに,学会の方向性を見据えた「桜門体育学会」の改名と学術団体登録を実現し,学会の機能向上をもう一段進めたいと考えています.