論文掲載

本学大学院生の高信清人さん、関慶太郎助教、青山清英教授らの論文が陸上競技研究に掲載されました。

題目:落下高が同水準であるリバウンドジャンプとドロップジャンプの下肢バイオメカニクスの比較
Comparison of the lower limb biomechanics between rebound jump and drop jump with the same level of drop height
著者:高信清人、関慶太郎、青山清英
陸上競技研究 第128号 24–32ページ

台から落下してすぐに鉛直方向へ跳躍するドロップジャンプ(DJ)とその場で連続して鉛直方向に跳躍するリバウンドジャンプ(RJ)は評価運動やトレーニングとして、多くの研究やスポーツ現場で用いられてきました。しかし、これらの運動は類似した運動様式であると考えられてきたものの、これらを直接的に比較した研究はこれまでありませんでした。そこで、本研究ではこれらのジャンプの負荷となる、落下高を同水準にしたRJとDJの下肢の動作や力発揮について比較を行いました。その結果、DJと比較してRJではより大きな跳躍高を獲得でき、それには足関節の役割が影響していることが明らかになりました。また、RJはプライオメトリクスの導入段階のトレーニングとして有効であると考えられます。