論文掲載

陸上競技研究紀要Vol.19,2023の特集(日本陸連科学委員会研究報告)に、本学科の関慶太郎助教が共著者として携わった論文が掲載されました。

題目:男子高校生アスリートとシニアアスリートの3000mSCにおける障害通過スピードの変化
著者:丹治史弥(東海大学)、関慶太郎(日本大学)、土橋康平(北海道教育大学旭川校)
掲載:p.124-p.128
https://www.jaaf.or.jp/about/publish/2023/

<3000mSCとは>
男子3000m障害(以下、3000mSC)はトラック内の障害を通過しながら3000mを走り、そのタイムを競う陸上競技種目の1つである。高校生アスリートでもシニアアスリート同様、障害物の高さは91.4cmであり、いかにスピードを維持しながら障害物を無駄なく通過できるかが見所の競技である。

<研究概要>
本研究は、3000mSCにおける高校生アスリートとシニアアスリートの障害通過スピードを分析し、そのスピード変化の特徴について明らかにすることを目的としたものである。分析結果より、シニアアスリートは加減速の少ない障害通過技術を獲得していることが判明し、このことから高校生アスリートの3000mSCのパフォーマンス向上には、障害通過技術の獲得が課題となることが示唆された。