【論文掲載】心理的競技能力とスポーツ外傷・障害の関係ー大学男子テニス選手における受傷リスクの検討

本学大学院博士後期課程の田島勇人さんらの論文がテニスの科学に掲載されました。

題目:心理的競技能力評価尺度を用いたスポーツ外傷・障害の受傷リスク評価の検討:大学男子テニス選手を対象として
著者:田島勇人・小山貴之(本学科教授)・和田太一(日本工学院八王子専門学校)・難波皓平(本学生物資源科学部助教)・髙橋正則(本学科教授)
掲載:テニスの科学 33巻 13-22ページ
DOI:10.34351/tennis.33.0_12
リンク:https://doi.org/10.34351/tennis.33.0_12

<研究概要>
本研究は大学男子テニス選手35名を対象に,心理的競技能力と受傷の有無について,関係を明らかにするとともに,受傷リスクをスクリーニングするカットオフ値を設定することを目的としました.心理的競技能力(DIPCA.3およびJ-PATEA)を測定後,約3ヶ月間,受傷状況を調査し,受傷者9名,非受傷者25名を分析しました(欠損1名).分析の結果,受傷者は有意にDIPCA.3のリラックス能力およびJ-PATEAの自己コントロールが低いことが明らかとなりました.また,リラックス能力では9.30点,自己コントロールでは7.47点を下回る場合,受傷リスクが高いと判断できるカットオフ値を設定することができました.以上より,実際のスポーツ現場においては,これらのカットオフ値を下回る場合,積極的なメンタルトレーニングなどといった心理的介入を行うことで,受傷予防へと貢献できる可能性が示唆されました.