学会改組の趣旨

平成21年10月24日

桜門体育学会の改組について

同窓会独立準備委員会

 

1.趣旨

 体育学科同窓会とともに歩んできた桜門体育学会は創設から40年以上が経過し、その間体育学科卒業生を中心とした会員の体育学・スポーツ科学分野における研究と教育・指導実践は、多大な成果と社会からの信頼を得るに至っている。また、多くの優秀な研究者・教育者が本学会より巣立っており、これに続く若き研究者・教育者の育成も進められている。

 このように本学会は創設時の目的を十分に達成しており、輩出した研究者・教育者の活躍の場は国内に留まることなく、様々な形態でみることができる。これらの現状を鑑みると、本学会は将来的に担うべき役割を見据え、会員の研究と教育・指導実践のバックアップ、日大体育学・スポーツ科学の知の結集・連携、若き研究者・教育者の育成、社会への情報発信などの機能を、より充実するための発展的変革が必要であろう。現在推進されている同窓会の組織・機能の改革と歩調を合わせ連携しながら、本学会は多才な人材およびこれから期待される人材の研究・教育活動を支える機関として、その基盤を整備する段階にあると思慮される。そして、将来的には学術団体登録を視野に入れるべきと考えられる。

 

2.変革の骨子

(1)会員制度

 正会員、準会員、名誉会員、賛助会員などの会員種別を明確にする。

(2)会員管理

 Webの機能を活かした効率的な会員管理・連携システムを構築する。

 会員の活動をサポートする知識データベースや人材ネットワークを構築する。

(3)学会運営

 会務を担う役員組織を整備する。

 経費にあてる入会金、会費、その他事業収入を見直す。

(4)学会事業

 年次事業である機関紙、研究集会(大会)などの位置づけを明確にする。

(5)会則

 上記変革内容にともない会則を新たに定める。

 以上

 

桜門体育学会改組にともなう主な変更点

 

 平成21年10月24日に開催されました日本大学文理学部体育学科同窓会総会において,桜門体育学会改組にともなう学会組織・運営等についての変更が承認されました。主な変更点は以下のとおりですが,詳細は同日に施行されました新しい「会則」および「改組の趣旨」をご覧ください。会員の皆様には改組の趣旨をご理解いただき,今後ともご協力をお願い申し上げます。

 

主な変更点

1.会員制度

・会員の種別が正会員(日本大学の体育関係教員・旧教員・大学院生・研究生,日本大学文理学部体育学科卒業生・大学院修了生,日本大学の非常勤講師,学外協力者),準会員(日本大学文理学部体育学科生),名誉会員,賛助会員となりました。

これまでの会員の方々は正会員となります。

2.学会組織

・役員(会長,副会長,理事長,副理事長,事務局長,常務理事,理事,監事,幹事:いずれも任期3年)を新たに設け,理事は4つの常置委員会(庶務・会計,編集,企画・広報,研究)に配置され学会運営に当たることとなりました。

・学会事務局を体育学研究室から分離し,当面の間は理工学部体育学研究室に置くことになりました。

今後は,学会に関する問合せや論文投稿先など,それらの窓口は多くが理工学部体育学研究室になります。

3.学会事業

・年1回の大会を開催することになりました。

これまでの学術研究発表会は学科行事(ゼミおよび卒論発表会)として存続します。学会大会はこれと切り離し学会事業として開催します。多数の発表をお願いします。

・機関誌「桜門体育学研究」の投稿・審査がシステム化されます。

これまでは学科内で原稿を募集することが主でしたが,これからは学会員からの投稿を随時受け付けることになりました。詳しい投稿規程や投稿の手引き,投稿方法や投稿先を掲載しましたのでご覧ください。

4.会費

・会費制度が改訂され,正会員の年度会費が2,000円になり,入会金が1,000円となりました。

旧規約に従って複数年度5年分の会費をすでに納入されている会員の方々は,納入された対象年度の翌年度会費から適用されます。

4.会則

・「桜門体育学会会則(平成21年10月24日)」の施行にともない,旧規約である「桜門体育学会規約(昭和41年11月19日)」は廃止されました。

 

以 上